暑いですねー。
暑いけどコルドンでは通常通りに大量のパンを焼いてます。
実習室の室温は22℃。
授業中はいいけど、授業終わって外出るとうああああああってなります。
今回のパンたち。
1.クラミック・アグリューム・エ・ショコラ
アグリューム=柑橘系。
オレンジピールとレモンピールとチョコチップがたっぷり入ったクラミックです。
クラミックは北フランス・ベルギーあたりのスペシャリテで、簡単に言うと型入りブリオッシュかな?
後ろのクラミックが小さいのは遠近法じゃないんですよ。
珍しく、まったく同じ成形で大小2種類作りました。
クープははさみでちょきちょきっとやってます。
薄く削ぐクープは苦手ですが、深くざっくりと切るクープは大好き。
(シェフの評価:「クープが凄く綺麗だ」)
2.バゲット・オ・サラザン
ブルターニュ地方で食べられるそば粉のバゲットです。
ポーリッシュ法で作っているんですが、味も見た目もポーリッシュっぽくはないですね。
むちっと詰まっていてカンパーニュの親戚みたいな感じでした。
(シェフの評価:「良く出来てる。でもクープが深かったね」)
3.パン・オ・ポム・テール
完全にスカシカシパン。しょこたんが大好きなアレですね。
海で拾ってきました^^ と言っても問題なさそうな見た目です。
正体はただのじゃがいも混ぜたパンなんですけどね。
75%のじゃがいもが入っているんでかなりむちむちでおいしいです。
(シェフの評価:「OK」)
4.フイユテ・ポム・シードル
クイニィヤマン(クイニ・アマン)というパンをご存知でしょうか。
グラニュー糖を打ち粉代わりに使って折込をする恐ろしいパンです。
以前クイニィヤマンを習った時には、そのカロリーの高さとそれに比例するおいしさに困惑しつつも狂喜乱舞しました。
今回はそのクイニィヤマンの生地に、バターとシナモンシュガーでソテーした林檎を合わせました。
たっぷりのバターとシナモンシュガーでコーティングした型に入れて焼くんですよ。
罪の味がします。
…というのは冗談で(嘘じゃないけど)、本当においしいパンです。
パンと言うかもうケーキ。
クラスメイトと、これタルトタタンみたいだねーなんて言いながら作りました。
タイトルに「シードル」とあるのは、水の代わりにシードルで生地を仕込んでいるから。
折込中もふんわりとシードルが香ります。
林檎と合わせるととわからなくなっちゃうんですけどね。
(シェフの評価:「綺麗にできたね」)
授業後、シェフから「オリジナルパンの準備は進んでる?」と質問がありました。
私を含め、ほとんどのクラスメイトが「何となく考えてはいるけど試作はしていない」状態。
3週間後にはレシピを提出しなきゃいけないのであんまり時間が無いんですよねー。
私は『お酒で捏ねるパン』か『チョコレートたっぷりのパン』のどちらかを作ろうと思っているんですが、ありがちな気がしてイマイチ試作に踏み切れません。
こまったー(゚д゚;)